2005年08月28日

守るべきこと

俺の父が一番、強烈に俺を教育してくれた事。

俺が小学校低学年かな。兄は2歳上、弟は3歳下。
兼業農家でさ、家族総出で農作業に向かうところに俺が気付いた。
そう、兄はそろそろ、手伝える。弟は小さくて目が離せない。
俺は…役に立たないが自分の事ぐらい出来る。お留守番とかも。

向こうにいるのを見つけたんだ。家族全員。アウトオブ俺。

置いて行かれる!! (どうせ農作業なのにね)

「待って!置いてかないで!!」

「待ちなさい!きちゃダメ!!」母の叱責。だと思ったんだ。
本当に邪魔なんだって。本当に置いて行かれるって。

「待ってて!俺も連れてって!!」(農作業なのにね)
「待て!!来るんじゃない!!」
「いやだ!ついてく!!」(農作業なのにぃ)
泣き叫び、道路の向こうの家族のもとに行こうと駆け出した途端、
左眼の端に黒く・クロムに光る物体急接近。
俺の名を呼ぶ声に目を開けると、家族が。
ああ、置いて行かれなくって良かった。

ソコに知らない人が。母に謝る、父に謝る。
彼の言葉に、母泣く。
父いわく
「わざわざ戻って来る事はない、君もどこかに行くところだろう。
悪いのは制止を振り切り、危ないっていつも言われて知っているのに
飛び出したこのアホ息子である。申し訳ないのは…こちらである」
運転手、謝りながらフェードアウト。

ああ、すみませんすみません、もうしません。右左右、
手を上げて横断歩道をわたります。座布団すぐにお持ちします。
車が来ないのを確認してから泣きじゃくります。ダイブします。

法律がどうとかじゃないのよ。ルールがあるって事。
それが守れないなら被害の大小じゃなくって破った方がまず悪いのよ。

車の大小じゃあない。乗ってる人の貴賎じゃあない。
立場上の弱者・強者じゃあない。
問題を防ぐ為にお互いで決めたルールを守らないなら、謝るのは
破った方。謝って済む問題ならね。済ませられるなら。

むこうにいる人に「来るな」って言うと全速力で来ますから。
危ないなって思ったら、演技でも余裕を持って自ら近づいてあげてね。
痛い思いをしないと判らない人ばっかりじゃないですから。
そっと諭して上げましょう。

乗用車と鉢合わせして助かる人ばかりじゃないですから。


ふ〜む。兄弟で一番初めに人身事故を起こしたのは、俺だったのね。

いまだに左のおでこにはタンコブがあるんだよ。
もしや自転車の荷台から何度も落ちた時のモノなのかな?
posted by takesi at 01:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 大切 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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